ネットワーク運用監視とサーバ運用監視の違い

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ネットワークとサーバの違い

ネットワークとサーバの関係は、道路と目的地の関係に例えることができます。
ECサイトを運営するために必要なウェブサーバやDBサーバは、目的地に相当し、
ユーザーから目的地までをつなぐ、道路に相当するものがネットワークになります。

サーバ監視

サーバ自体がダウンして、ウェブサイトがアクセスできなくなったりしていないか確認することです。

たとえば、アクセス集中や、DBサーバがデータの件数増加に対応できずにダウンすることがないようにサーバの負荷状況などを監視することが業務になります。

ネットワーク監視

ネットワーク機器の不具合などで、サーバまで通信できない、あるいは、ネットワークが遅すぎてサーバにアクセスできない、などの事象が発生していないかを監視することが業務になります。

以上のように、サーバ監視、ネットワーク監視は厳密には別の業務です。

しかし、ウェブサイトを円滑に運用するという目的のためには、
ネットワーク監視とサーバ監視は切り離せない問題なので、両方をまとめて監視できれば合理的です。
このことから、ネットワーク監視とサーバ監視は、まとめてインフラ監視と呼ばれ、
監視を依頼する側からはまとめて監視を求められることが多いです。

障害への対策

監視をきちんと行っていても、機器の物理的故障などは避けられません。
サーバ監視、ネットワーク監視いずれの場合も、
物理的故障の影響を最小限に食い止め、サービスが継続できるように対策はしておく必要があります。

サーバの障害対策としては、
RAIDなどの仕組みを導入しておく必要があります。

ネットワークの障害対策としては、
1つのルートに障害が起こっても、別ルートで通信できるように、複数のルートを確保しておく冗長化が必要となります。

サーバ監視、ネットワーク監視は、障害や障害になりそうな箇所を感知するのが監視の仕事になります。

なお、監視と保守の違いをご存知でしょうか。
監視の担当者は、モニターを確認して、異常がないかを確認するのが仕事です。
異常を発見した場合は、ルールに則って対応し、保守担当者に連絡します。
監視担当者は、基本的にはルールに則って定められた業務を行う仕事です。
障害が起こった場合の、障害箇所の切り分け、復旧作業を行うことは保守担当者の業務となります。

サーバ監視とネットワーク監視の違いについてみてきましたが、
知識として両者を区別できることは必要です。
しかし、サービスの運用という点では、両者は切り離すことのできないものなので、
区別をしつつも、まとめて監視をしながら、サービスの円滑な運営に役立てる必要があります。