サーバー管理者1年生へ(2):ファシリティ担当者と連携しよう

07-S-10

サーバー管理者の業務内容

まずはサーバー管理者の業務がどのようなものかについて、整理しておきましょう。

死活監視
ハードウェア監視
トラフィック監視
ログ管理
リソース監視
など、リアルタイムにサーバーが正常稼働しているかどうかの監視を基本としてさまざまな監視業務を行います。

これらの監視は365日・24時間体制が一般的なので、多くの場合、ソフトウェア製品を導入するか、サービス提供事業者からサービス提供を受けるなどして、監視業務にあたらせることになります。

しかし、これらの監視業務の前提として、対象機器が正常稼働できる環境が維持できなければなりません。

環境監視の必要性

今後の監視業務はIT機器だけでなく、機器類が設置されている環境がどうなっているかかも把握し、監視する環境監視が必要です。

例えば,新たなサーバーを導入するケースがあります。
このとき,必要な電源や空調が十分足りるかなどをファシリティ管理者に検討してもらうなど、連携をとる必要がありますが、一口に新たなサーバーを導入するといっても,その影響範囲はさまざまで、単一のIT機器の導入が与える物理インフラへの影響は,他のIT機器に対しても必ずあります。
日頃から環境監視が行われていれば、サーバー管理者とファシリティ担当者の間でスムースに情報共有がなされますが、情報共有ができない、あるいは確認しないまま進めてしまうと、電源不足など、求められる仕様に耐えられないシステムになりかねません。

環境監視を効率よく有効にすすめるため、IT管理者とファシリティ管理者の間での、環境監視に必要な情報の乖離(かいり)を防ぐ管理要素を考えてみましょう。

新たなIT機器の導入などを進めるときは,ヘルプ・デスクやサービス・デスクの機能を集約し,以下の三つの視点から, PDCAサイクルで一連の作業を管理するといいでしょう。
・設計タスク…フロア・レイアウト、電力計画、冷却計画、など
・監視タスク…モニタリング、バージョン管理、ソフトウェア更新、など
・運用タスク…キャパシティー管理、変更管理、など

サーバー管理だけでなく、システムやネットワーク全体の管理までを一元的に行えるサービスなどを提供する事業者もいます。
環境監視も視野に入れながら、用途、使用環境などに応じて適切な製品やサービスを選ぶことが重要です。

監視業務の有効活用~ログ管理で不正アクセス対策~

上で紹介したサーバー監視業務のうち、ログ管理は不正アクセス対策としても注目されています。
ログ管理を適切に行っておけば、問題が起きた場合の早期発見、早期解決に向けてログ管理データが役に立ちます。
また、ログ管理は不正アクセス防止にも役立ちます。ログ管理していることを内部の人間に周知しておけば、不正アクセスへの芽を摘むことができるのです。