ネットワーク監視イメージ

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ネットワーク監視の必要性と重要性 機会損失を発生させないために

大多数の企業では、ネットワークはビジネスの重要な根幹です。そして、顧客は365日24時間、自社のwebサイトにアクセスして、さまざまな情報を得ています。そのため、ネットワーク障害、性能の低下や異常、インターネットの接続障害などが発生した場合のダメージは計り知れません。今や、「ネットワークの監視」は企業にとって死活問題です。

ネットワークの監視とは?

ネットワークの監視とは、ネットワークのダウン(接続障害)、ネットワーク機器の障害、サーバーのトラブル、負荷によるレスポンスの悪化(性能低下)などを監視することです。監視の方法は、webの場合にはHTTP要求、電子メールではSMTPでメールサーバーの状態を確認します。これにより、性能悪化や障害の状態を特定できます。

ネットワーク監視システムを導入することで、
例えば、ネットワークのタイムアウト、電子メールの取得ができないなどのトラブルが発生すれば、管理者にただちに通知して対応することや自動復旧が可能です。

ネットワーク監視の4つの「監視項目」

ネットワークの監視項目は主に「遅延監視」、「状態監視」、「経路監視」、「死活監視」の4つがあります。

・遅延監視
Webサイトのレスポンスが遅延していないか監視します。アクセスに掛かる時間が遅いと、顧客がページから離脱し、二度とサイトに戻ってこないリスクが発生します。自社サイトでプロモーションを行っている企業ほど、遅延による損失は大きくなります。

・状態監視
ネットワークだけでなく、関連する機器やサーバーの状態を監視対象です。機器のメモリやハードディスクの使用率、プロセス数などリソースを監視します。状態監視を行うことで、トラブルが起きる前段階で障害の兆候を特定し、解決させることができます。

・経路監視
ネットワークや機器、サーバーなどに問題がなくてもデータ量(トラフィック)が集中し過ぎると、交通渋滞と同じような状態になります。結果、レスポンスの遅延、サーバーダウンなどの障害が起きます。トラフィックの監視を行う体制も求められています。

死活監視
死活監視とは、監視対象のネットワークが正常なのか、安定して通信ができているのかを外部から監視することです。サーバーダウンによる機会損失を防ぐために、とても重要な監視です。死活監視ソフト(ツール)やサービスを利用することで、自動復旧や管理者への通知が行われます。定期的に信号を送り、結果を確認するのが一般的な方法です。

パトロールクラリスはこのようなネットワーク監視ができるだけではなく、RPAとの連携で検知・通報・復旧・報告までを自動化できます。サービスの安定稼働・セキュリティ強化とリソース不足の改善に是非お役立て下さい。

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