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リスティング広告やSEO対策なので自社のサービスの認知度向上を図ったり、ブランド力を向上させたりしていても、もし自社に対するネガティブな印象がネット上で広まってしまったら、そうした努力は一瞬にして消え去ってしまいます。場合によってはそれだけではすまず、リスティング広告やSEO対策などの努力が台無しになる以上の、深刻な被害が長い間持続するケースもあります。

ネットでの自社の評判を一気に地に落としかねない「炎上」については、初動の対策がもっとも重要です。この記事では、その具体的な対策方法をご紹介します。

目次

ネットでの炎上は燃えさかってしまったらもう手遅れ

ネットでの「炎上」とは、ユーザーが参加できるブログのコメント欄や掲示板などで過激な非難や攻撃的な書き込みが相次いで、管理者の手が付けられなくなった状態を指します。個人攻撃もエスカレートする傾向にあり、学生であれば進学・就職・結婚にまで影響を及ぼし、社会人であれば仕事、信用、地位も失う自体に発展することもめずらしくありません。

こうした炎上が企業サイトで怒ってしまった場合にも、その企業に対する個人攻撃的な執拗かつ冷静さを欠いた激しいバッシングが生じます。いったんそうなってしまった場合には、たとえその企業に最終的に非がなかったとしても、個人同様、いえ、個人以上にブランドイメージの失墜など、かなりのダメージを受けてしまいます。

こうした自体に直面すると、炎上事件に不慣れな担当者は、直ちにそのコーナーを封鎖したり、炎上関連の書き込みを削除したりしてしまいます。しかし、企業の担当者が炎上に気がついた時点では、すでに多数のネットユーザーがその証拠を画像として残しています。「炎上している企業があわてて消した」という事実そのものがさらにからかいの対象となり、証拠画像とともにサイト外にも炎上さわぎの様子が拡散されてしまうのです。

炎上はいったんおきたら削除などでなかったことにはできません。炎上対策の唯一の方法としては、閉鎖や削除などの事後対処ではなく、炎上しそうな兆候を24時間体制で監視して、炎上が起きないうちに未然に対処することにつきます。

24時間の炎上監視をどう実現すればよいのか

とはいえ、24時間体制で炎上の兆候を発見するなど、いったいどうすればよいか頭を悩ませてしまう担当者の方がほとんどでしょう。例えばアルバイトを使って3交代制で24時間の有人監視体制を取るにしても、かなりの人件費を見込まねばならず、また炎上の兆候を見つけたとしても、アルバイトにきちんとした初動対応ができるかどうかは疑問です。

24時間のインターネットシステム監視では、ネットワークやWebサーバ、データベースサーバなどが稼働しているかどうかを自動的に監視する「インフラ監視」があります。これらのインターネットシステム監視サービスには、最初に「キーワード」などを設定すれば「炎上」を24時間監視してくれる「サービス監視」機能を持ったものもあります。

こうしたサーヒスを使えば、公序良俗に反するような過激なキーワードをリスクキーワードとして登録するだけで、24時間不穏な書き込みがないかどうかを自動的にチェックしてくれます。また、発見した後は、直ちに管理者に「炎上の兆候あり」という警告メールを発報してくれますので、現場の監視アルバイトではなく責任者が迅速かつダイレクトに初動対応にタッチできます。

夜間などはメールチェックをなかなかしない、ということが盲点になる場合もありますが、そうした場合には音声合成などの仕組みで「炎上の兆候あり」の警告メールを担当者のスマホをコールするように設定すれば万全です。

まとめ

こうした「サービス監視」を含めたシステム監視サービスは、有人監視に比べて人件費がかからず、メールや音声合成電話での通知などで初動対応も迅速にできるという利点があります。「マイパトロールクラリス」http://my.patrolclarice.jp/では、こうした機能を1日あたり100円からご提供していますので、炎上対策になやむ担当者の方は、ぜひご検討いただければと思います。

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