これまでの連載では、

と、運用現場でのアラート対応を効率化する一連の仕組みを順にご紹介してきました。

最終回となる第五弾では、「運用を成功させるためのコツと応用例」をまとめてお伝えします。

目次

目次

実際の通知イメージ

運用を成功させるためのコツ

応用例:チャット連携で広がる運用の可能性

最後に

これまでに、設定編が終了しました。今回は、設定したものを実際に動かしてみましょう!

パトロールクラリスを設定していただいた際に、お好きな閾値を設定していただいかと思います。この閾値を設定していただいた閾値より低く設定してみると、以下のようにランプが赤くなります。

アラートの場合はパトロールクラリスでメール通知に設定しました。なので、携帯にメールの通知が来ています。

ワーニングの場合はパトロールクラリスで電話通知に設定しました。なので、携帯に電話がかかってきます。この時の電話の内容は、第四弾「アラートコール設定編」で設定した文言が流れます。

このように障害が起きた際には、電話やメールで通知がくることが実際に確かめられましたね!

運用自動化を効率的に進めるには、導入前の整理と計画が重要です。

以下の5点を抑えておくと、スムーズな導入と定着につながります。


  • 目的の明確化

何を自動化したいのか、どの業務を自動化したいのかを明確にすることが自動化の第一歩です。

  • 業務の具体的な内容整理

自動化対象となる作業を洗い出し、手順やルールを具体的に可視化しておくことで、設計・設定がスムーズになります。

  • 導入効果の見える化

省力化できる作業時間や、対応スピードの向上など、期待できる効果を予めイメージしておきましょう。

  • 投資対効果シミュレーション

導入コストと見込まれる効果を比較し、社内での同意や上申資料にも活用できます。

  • 実施スケジュール策定

小さく初めて段階的に拡大していくスケジュールを立てることで、リスクを抑えつつ運用定着を図ることができます。


より詳しい運用設定のポイントは、こちらの資料で解説しています。

応用例:チャットツール連携で広がる運用の可能性

~対話形式(チャットツール)で監視ツールの設定・情報取得を操作~

ロボシュタインは、電話通知だけではなく、SlackやTeamsなどのチャットツールとの連携も可能です。

通知手段を現場に合わせて選択することで、より柔軟でスピディーな運用を実現できます。


【Before】従来の運用

監視ツールを常時開いていないため、アラートが発生するたびにツールを立ち上げて状況を確認する必要がありました。

その結果、対応開始までに時間がかかり煩雑な操作や確認作業が発生した。また、出先で緊急対応が必要な際にはPCが手元にないため、即時対応が難しいという課題がありました。


【After】チャットツール連携後

監視ツールとチャットツールを連携することで、アラート確認や設定変更をチャット上で簡単に実行できるようになりました。

外出先からでもスマートフォン経由での即時対応が可能となり、管理画面を立ち上げる手間が不要になりました。結果として、緊急対応のタイムロス削減、操作性の向上、そして運用効率の大幅改善が実現しました。


この仕組みにより、現場の即応性と運用効率が格段にアップします。

他にも、さまざまな活用事例をまとめた資料をご用意していますので、ぜひご覧ください。

導入事例紹介ページ

パトロールクラリス 紹介資料

ロボシュタイン サービス資料

アラートコール サービス紹介資料

最後に

監視・通知の仕組みをシンプルに整えることは、現場の運用効率と安心感を大きく高めます。

ご不明点や実際の接続サポートが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

当社では 初期設定の支援や、すぐに使えるテンプレートの提供も行っています。

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