こんにちは
日々システム運用をする上で、以下のような課題をお持ちではないでしょうか?
- 運用業務を自動化するために必要なツール、手法を知りたい
- 自動化するうえで、既存のシステムやプロセスとの親和性に不安を感じている
- 自動化による削減効果を部署・業務種別ごとに把握したい
今回は、障害対応を自動化し、これらの課題を解決できる「ロボシュタイン」の実際のフローの作り方をご紹介します。
目次
ロボシュタインとは
「ロボシュタイン」とはシステム監視・運用に最適化された自動化プラットフォームです。
運用プロセスの品質向上や運用コスト削減、スタッフの長時間労働の是正、自動化における効果の可視化などの効果が期待できます。
自動化のために必要な作業
ロボシュタインを使って作業を自動化するためには、特定の作業の一連のフローを作成する必要があります。
フロー作成においては、高度なプログラミングの知識は必要なく、ノードと呼ばれる四角い処理のブロックをドラッグ&ドロップでつなげてで作成することができます。
今回は、Webサイトがダウンしているアラートメールを受けた時の自動化フローを作成し、実際は操作がとても簡単であることをご説明いたします!
ノード
まず最初にメール受信を検知することができる「メール受信ノード」についてご説明します。
ノードはこのような四角いブロックのようなものです。
これをクリックすると、各ノードに必要な情報を設定するための編集画面が表示されます。
まずそれぞれの項目について説明します。
“メールアドレス“項目では、アラートメールを受信するメールアドレスを選択します。
アラートメールが来たことをロボシュタインが確認し、フローを実行することができます。
“受信メールの出力先“には、受信したメールの内容を、次のノードに伝えるために変数内に格納します。
基本的に「メール受信ノード」はこの2つの設定で使えるようになります。
「メール受信ノード」はメールを送信できるサービス等があればロボシュタインと簡単に連携することができる便利なノードです。
他の項目の説明や使い方・メールアドレスの設定方法などはロボシュタインのマニュアルに詳しく記載しております。
また、操作方法を実際の画面を見ながら一緒に設定していただける手順紹介動画もご用意しております。
フロー
フローはノードをドラッグ&ドロップすることで作成することができます。
条件分岐ブロックや各プロセスを組み合わせることで、作業フローを作成できます。
フロー作成の実践
では実際にノードを組み合わせてフローを作っていきます。
ここでは、チケット起票前後の作業も取り入れた、アラートメールの処理の自動化フローを例としてご紹介します。
まず、今回のフローの流れは以下です。
- アラートメール受信を検知
- サイトの状態チェック
- ダウンしていればサイト再起動
- 誤報の場合はredmineに起票
このフローは一例であり、
“フロー2” でサイトの状態 (ダウンしているか) を確認していますが、他にも「CPU使用率が○○%か」など様々な条件を設定することができます。
それぞれの条件によって、その先の処理を設定します。
判断基準を明確にし、適切な復旧手順のフローを作ることで、
今までアラート毎に担当者の判断が必要で時間・手間のかかる仕事から脱却し、
より重要度の高い、人間ならではの生産的な仕事に集中できるようになります。
先ほどご紹介した「メール受信ノード」から始まる実際のフローがこちらです。
効果測定
実行したフローの削減効果は 期間, タグを選択して管理画面で確認することができます。
導入前にかかっていた時間と比較して、削減時間・削減効果などを算出します。
最後に
ロボシュタインでは、
- 自動化したい作業に合わせてノードを選択
- 各ノードの編集画面で必要な項目を設定
- それを つなぎ合わせていく
ことでこのようなフローを作ることができます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ほかにも運用業務に役立つ記事がございますので是非ご覧になってください。