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IoTとは?
安定運用とセキュリティ強化のための監視ニーズが高まる
IoTとは「Internet of Things」の頭文字を取った略語です。「モノのインターネット」とも呼ばれ、ネットにつながったデバイスを指します。近年、ネットを介したモノはパソコンやスマホなどのモバイルだけでなく、監視カメラ、シーケンサー、産業ロボット、トラック、ドローンなど多岐に渡ります。医療、物流、交通、農業などあらゆる産業で活躍する「IoT」の安定運用やセキュリティ強化のためにシステムの「監視」ニーズが高まっています。
IoT監視の必要性
情報処理推進機構(AIP)によると、インターネットとつながった「モノ」の数は増加傾向にあります。2020年までには200億デバイスを超える「IoT」があらゆる分野でつながる見通しです。
インターネットなどを介してネットワークに接続する「IoT」が増えることはそれだけ便利になることを意味します。しかし、外部で行われるプライバシーに関わる情報のやり取りが多くなります。近年、「IoT」セキュリティーが世界共通の課題です。
IoTセキュリティーの脆弱性が指摘されています。
顧客情報の流失、開発途中の情報漏洩、データの改ざん、不正アクセスなどから自社の「情報資産」を守るために、「IoT監視システム」を導入する企業が増えています。
「IoT」セキュリティーの脆弱性を国が指摘
2018年7月2日、総務省は鉄道、電気など重要インフラのIoTデバイスを調査した結果、150件にセキュリティーの不備があったと発表しました。
150件の内、77件が利用者の情報を取得できる結果でした。
また、IoTデバイスを狙うサイバー攻撃が毎年、増加傾向にあります。
(NICT)情報通信研究機構によると、15年と16年を比較すると世界中で観測したサイバー攻撃のパケット数は2・4倍(約545億⇒約1281億)になっているようです。
IoT製品の数は増加傾向ですが、セキュリティーに関しては追いついていないのが現状です。パソコンのウイルスやハッキングの被害を見ても分かる通り、政府の対策を待っても「いたちごっこ」なのは目に見えています。
「IoT」本当の危険
IoTの危険性は、サイバー攻撃による顧客や企業の機密情報漏洩だけではすまされないことです。
例えば、
・監視カメラをシャットダウンさせられる
・自動運転システムを操作される
・医療機器が動作不能になる
など悪意の第三者の意のままに操られるリスクを含んでいます。
企業や自治体には、IoT機器で便利さを提供すると同時にセキュリティーを強化することが世界共通で求められています。
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