2020年3月から弊社では新型コロナウイルス感染予防対策としてテレワークを導入しました。

働く環境がオフィスから自宅に変わったことで、様々な変化がありましたが、例えばカレンダーに登録してある予定を忘れてしまったことありませんか?

今までは周りの雰囲気でなんとなく察していたようなことも、自宅で1人、作業をしていると集中していて忘れてしまうことがありますよね。

通知がきても気づけなかったり、確認する前に消えてしまったりして、会議に遅れるなんていう経験したことのある方いらっしゃるのではないでしょうか。私だけではないはずです…。

家に1人でも絶対に気づく方法は何かと考えたときに「音声だ!! 」と思ったので、

今回は、自動化処理ブロック(ノード)を繋ぐだけで、簡単にITツールを自動化できる弊社サービスロボシュタイン」でGoogleカレンダーの予定を音声でお知らせしてくれる機能を作成してみたいと思います!

目次

googleノード・play audioノードをインストール

今回ノードとして

1.node-red-node-google(Googleノード)
2.node-red-contrib-play-audio(play audioノード)

この2つを主に使用していきます。

このノードを使うことでGoogleカレンダーに登録してある予定を取ってきたり、何時に通知するかを指定したりすることができます。

それでは次に、googleカレンダーノードの使い方についてご紹介します。

googleカレンダーノードの使い方

それでは、先ほど追加したgoogleカレンダーノードをクリックして編集画面を開きます。

上記、編集画面画像の赤枠部分をクリックすると、以下の画面が出てきます。

この編集画面にある認証情報を記載し、ロボシュタインとGoogleカレンダーを連携するためにGoogle側で、

1.リダイレクトURLの設定
2.クライアントIDとシークレットキーの発行

が必要です。

上記設定の流れを簡単にご説明します。

1.Googleの開発者コンソールにアクセスhttps://console.developers.google.com/apis/
2.プロジェクトを作成
3.ダッシュボードにある「APIとサービスを有効化」ボタンからGoogle+とGoogleカレンダーのAPIを有効に設定
4.認証情報メニューから「OAuthクライアントID」をクリックし認証情報作成

この4の手順で先ほどの画像にあった「Rdirect URL」を使用します。

実際の画面がこちらです。

そして、認証情報が無事作成できると「Client id(クライアントID)」「Secret(クライアントシークレット)」が表示されます。

それをコピーしてノード側の認証情報に貼り付けます。

これで「Googleカレンダーノード」が使えるようになりました。

次に実際にフローを作成してみます。

Googleカレンダーを使ったフローをロボシュタインで作成

今回 Googleカレンダーノード と play audioノード の2つを使い、
カレンダーの予定を音声で知らせる動きをするように作ったフローがこちらです。

なんと中央にある1つのノードを足すだけで、フローができました。思っていたよりかなり簡単です。

次に、上記画像の3つのノードの設定についてご説明いたします。

①Googleカレンダーノード

googleカレンダーに登録されている予定が始まる10分前に知らせするよう設定しました。

他にも、終わる時にも設定出来たり、分数だけではなく秒数や日数でも指定したりすることができます。

②音声メッセージ指定ノード(functionノード)

「10分後に”〇〇〇”(カレンダーに登録されている予定のタイトル)が始まります」

と伝えるように音声メッセージを設定しました。

③play audioノード

編集画面で言語を日本語に設定したら完成です。

完成したフローの実際の動きと音声がこちらです。

これで人が何もしなくてもgoogleカレンダーノードが、カレンダーに入っている予定の10分前に、このフローを実行してくれて、私のもとに音声メッセージが届けられます。

外部ツールと連携するならロボシュタイン

今回はテレワークだからこそできる、音声メッセージで予定を知らせる機能をロボシュタインで自動化してみました。

これからは、通知に加えて音声でも予定を知らせてくれることになったため、ミーティングを忘れるなんてこともなくなりそうです。

ロボシュタインは今回使用したGoogleカレンダーだけでなく、メールやSlack、HTTP受信、RESTAPI、スケジュール実行、など非常に幅広く、あらゆる外部ツールと連携できます。
実際に、Microsoft Teamsやkintoneなどと連携した記事も書いているので、
是非、以下のURLからご覧ください。

Microsoft Teams連携記事はこちら
kintone連携記事はこちら

個人も企業によっても業務のプロセスや進め方は異なるため、それぞれに最適なカスタムソリューションが必要ですが、ロボシュタインは広範囲な運用業務の自動化を実現できます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

ロボシュタインについての詳細はサービス紹介サイトをご確認ください

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