「レンタルサーバーなんてどこの会社のものでも同じでしょ…」
企業でレンタルサーバーを使用する場合、安易な選択から後々大変な事態を生んでしまうことがあります。
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「集客に強い」より「セキュリティに強い」サーバー比較を
集客に強いと言われるのは、503エラー(サーバーへの同時アクセス数の制限を超えているため、閲覧を制限されているときに出るエラー)が出にくいサーバーです。
しかし、503エラーが出にくいからといって、一括りに「企業にとって良いサーバー」とは言い切れません。
セキュリティーレベルが低いとユーザーに感じられることは、レンタルサーバー会社にとって死活問題です。そのため、どのサーバー会社も、セキュリティーに万全を期しているでしょう。
ですが、大量のDOS攻撃、ウェブ改ざん、不正アクセスなど、セキュリティーホールを狙った攻撃は絶えることがありません。
企業のホームページ運用を考えた場合、セキュリティーの高さは外せない比較項目の一つと言えます。
企業サーバーに求められるのは「事故発生時の迅速な対応」
上記に書いたような、ウェブサーバーに対する攻撃を、100%防ぐことは不可能です。
企業で使用するサーバーの場合、有事の際、何よりも迅速な対応を求められます。
「サーバー監視を行っている」と明確に謳っているサーバー会社の比較がおすすめです。
24時間体制で自動監視・有人監視を行っているサーバーが望ましいでしょう。
また、監視を行っていない・報告のないサーバーは、万一のことが起きた場合に発見が大幅に遅れる場合があります。サーバー比較時に注意が必要です。
「ただ安いだけ」のサーバーで選ばない
もしもあなたがサーバー比較の席で発言を求められる立場にある場合、「サーバーには最低でもこれくらいは投資してください、でないと、結局、損をするのは我々です」と、上申できることが大切です。
例えば、あなたの会社のウェブサイトを設置しているレンタルサーバーが何か攻撃をうけたとします。
例えばその攻撃によって、DNSサーバーを書き換えられたとしたら?
あなたの会社のウェブサイトを訪れたユーザーは、あなたやあなたの会社が気づかないうちに、まったく予定外のウェブサイトを訪問することになります。
その時発生する被害は、被害者であるにも関わらず、あなたの会社の責任になります。