システム運用に関わる皆様、日々の運用の中でこんなお悩みはありませんか?

  • アラートの確認に時間がかかる
  • アラートに気付かず、対応が遅れてしまう

監視ツールが発するアラートは迅速な対応が重要ですが、通知の仕組みや運用フローが煩雑であるがゆえに”手間””遅れ”が生じてしまうケースは少なくありません。

そこで今回ご紹介するのが、当社の
サーバ・ネットワーク統合監視ツール「パトロールクラリスと、
IT運用自動化プラットフォーム「ロボシュタイン
自動電話通知サービス「アラートコールを組み合わせた解決策です。

この3つを連携させることで、監視で生じたアラートを電話で即時に通知する仕組みをわずか数分で構築することができます。

この記事では、”監視 → 障害一次対応→ 電話通知”という一連の流れを図解とともに、数分で試せる設定のポイントまでわかりやすく解説します。

目次

目次

この記事は、全5回に分けて配信する「数分で作れる!監視アラートを”電話”で確実に通知する仕組み」シリーズの第一弾です。

読み進めていただくと、以下の理解が得られます。

  1. 監視アラートが出たら電話で通知する仕組みの全体像がつかめる
  2. 各ツール(パトロールクラリス/ロボシュタイン/アラートコール)の役割が分かる
  3. 実際に設定を始めるための準備リストが揃う

全体シナリオ(監視 → 障害一次対応→ 電話通知)

それではまず、仕組みの全体像を見てみましょう。

  1. パトロールクラリスサーバーやサービスを監視し、障害を検知します。
  2. 検知したアラートはロボシュタインに渡され、条件分岐や自動処理が行われます。
  3. 必要に応じてアラートコールが起動し、担当者へ電話で通知します。

この流れにより、監視から通知までのプロセスを自動化でき、担当者は電話で即時に状況を把握して対応を開始することができます。

つまり、ポイントはシンプルです。

「監視→障害一次対応→電話通知」という一連の流れを、数分で立ち上げられるということです。

各ツールの役割を簡単に説明

パトロールクラリスとは


パトロールクラリスは、エージェントレス型のサーバー・ネットワーク統合監視ソフトウェアです。

監視対象に専用プログラムを入れる必要がなく、数千台規模の機器を1台のサーバーから一元管理できます。死活監視やリソース監視、クラウドサービス連携など70種以上の監視機能を備え、直感的なWeb管理画面で簡単に操作可能です。大手通信事業者や教育機関など幅広い分野で導入していただいており、システム稼働の「見える化」とコスト削減を実現しています。

エージェントレス型統合監視ソフトウェア「パトロールクラリス」公式サイトはこちら

ロボシュタインとは


ロボシュタインは、当社が提供するIT運用自動化プラットフォームです。

アラートメールの集約・フィルタリング、障害発生時の一次対応、エスカレーション電話やチケット起票などの業務をローコードで自動化できます。これにより、工数削減と運用レスポンスの大幅向上を実現できます。直感的なUIとダッシュボードを備え、属人化しやすい運用業務を効率的に標準化します。

IT運用自動化ツール「ロボシュタイン」公式サイトはこちら

アラートコールとは


アラートコールは、クラウド型の自動電話通知サービスです。

監視システムや各種サービスと連携し、障害発生時に担当者へ自動的に電話で通知します。メールでは見落としがちな重大な障害を確実に知らせ、輪番通知で応答がない場合も次の担当へ自動発報します。音声合成による柔軟な通知内容のカスタマイズも可能です。

導入は短期間で完了し、パトロールクラリスをはじめZabbixやNagiosなど他の監視ツールとも簡単に連携できます。

夜間や休日の障害対応の迅速化・効率化に貢献します

クラウド型自動電話通知サービス「アラートコール」のサイトはこちら

次回予告

次回以降は、より実践的な設定手順を紹介していきます。 

②設定編(パトロールクラリス) — 監視を動かすための設定手順

③設定編(ロボシュタイン) — 通知を受けて動く自動対応の設定

④設定編(アラートコール) — 電話通知の登録

⑤応用例と運用のコツ ー 運用現場での活用事例と最適化のヒント

最後に

監視・通知の仕組みをシンプルに整えることは、現場の運用効率と安心感を大きく高めます。

ご不明点や実際の接続サポートが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

当社では 初期設定の支援や、すぐに使えるテンプレートの提供も行っています。

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