テレワークの普及率が着実に上昇している昨今、できる限り出社を控えるため、業務を自動化したいというニーズは、これまで以上に高まっていることかと思います。

しかし自動化したい業務はあるものの、コスト的な観点や技術的な観点から検討を見送ったといった経験はないでしょうか?

弊社ではMSP事業を展開しており、その業務内にサーバ・ネットワーク機器のLEDランプの目視巡回があり、その業務がなかなか自動化できないと悩んでおりました。

そんな自社の悩みをきっかけにLEDランプの目視巡回を自動化する!そんな新たな製品開発を行いました!

目視巡回からの解放!LED監視詳しくはこちら

目次


超低コストで実現、コムスクエアのLED監視

こちら記事では、LED監視とは何なのか、そして弊社のLED監視が従来製品と異なる点についてご紹介致していきます。

そもそもLED監視って?

そもそもLED監視とは、サーバやネットワーク機器などのIT機器についている物理ランプが正常に動作しているかを監視し、正常な色から逸脱した場合には、アラート通知を発砲するサービスです。これまでは、物理ランプを人が目視で正常に動作しているかを確認していました。

LED監視を用いれば、目視巡回であったり、データセンターに預けているサーバに駆けつけ対応を行う必要性がなくなり、自身のPC上で正常に動作しているかを確認することができます。

ですが、LED監視を行う必要があるのは、あくまで古い機器や特殊な機器の場合のみです。最新の機器には管理ツールがついていることもあるため、必ずしも全ての機器においてLED監視が必要であるわけではありません。

では、古い機器や特殊な機器の場合のみにしか適用できないLED監視はニーズはあるのでしょうか?

結論から申しますと、ございます。
弊社と同様の課題がないかを過去にMSP事業者様やデータセンター様、合計15社にアンケートを取らせて頂いたところ、実に10社以上もの企業が現在も目視巡回をしており、自動化したいというニーズを抱えていました。

ラック内のLEDランプの目視監視を自動化したいですか?

※弊社が2020年に実施したアンケート

更に、自動化したいと回答した10社の内、7社は月に160時間未満(1人月以下)の工数でLEDランプの目視巡回を行っており、過去に自動化を検討した際は、「価格が見合わない」「技術的に不十分(カメラ画像解析)」などの理由で採用を見送っていました…。

また、ほとんどの企業が目視巡回を1日1回しか行っていないため、ヒューマンエラーがなくとも最大24時間の見過ごしリスクが発生します。もし、ヒューマンエラーが起きた場合は、1日に1度しか目視巡回を行わないため、最大48時間もの見過ごしリスクが発生してしまいます。

そんな現場の声からあがってきたリアルな課題を解決するため、実に5年の歳月をかけ研究開発と実践検証を繰り返し、生まれたのがLED監視ソリューション「パトロールクラリス for LED」です!

コムスクエアが実現したLED監視

弊社が開発したLED監視は、既存のものと一体何が異なるのでしょうか?

それは、圧倒的なコストパフォーマンスです。具体的には既存の他社製品と比べ約三分の一のコストでご提供することが可能です。また、低コストであるにもかかわらず、AIによるチューニングにより正常から異常の変化を面倒な閾値の設定・チューニングをせずに検出することが可能となっており、ユーザーにとって使いやすい製品となっております。

しかし、超低価格の提供を目指す中で、実現しなくてはならない技術的ハードルはあまりにも高く、何度も挫折やトライ&エラーを繰り返した末、ようやく実現することができたのが、弊社のLED監視です。

コムスクエアのLED監視

LED監視、実現への道

挫折やトライ&エラーの繰り返しを行い完成させるのに、実は5年ほどかかっています。

5年前、社内施策としてLED監視が上がり、検証してみたもののうまくいかず、一度は挫折を経験しています。
再度、取り組んでみようということで議題に上がり、社内でのトライ&エラーや社外での試験的運用を繰り返すことで、ようやく市場に進出しようとしている今に至るという状況です。

何度も強大な敵(課題)にぶつかり、時には180度進路を変更することで危機を乗り越えたりもしました。そんな弊社のモノづくりの軌跡を、これからシリーズ記事として配信していきたいと思います。

弊社の開発秘話や成功に至ったカギについて、可能な限り包み隠さず公開していきますので、是非、今後の投稿もご覧ください。

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