テレワーク下でワークフローを回す際に、活躍するシャチハタクラウド。

しかし「メールしか通知を受け取れないこと」が課題でした。
承認作業の多い開発部長である私自身、業務ではSlackをメインに利用しているため、メール通知を見逃すなんてことがよくありました。そこで本シリーズでは、弊社のサービスを用いて、どのように「通知の一元化を実現するのか」をご紹介しております。

前回の記事をご覧になっていない方は、先に以下の記事をご覧ください。

目次

シャチハタクラウドとMicrosoft Teams連携

全体の作業手順は、以下のような流れになります。
1.前準備:メール転送設定とか、Teams側の設定とか
2.フロー作成:サンプル用意しているので簡単です
3.テスト:ボタン押すだけ

前回の記事では、シャチハタクラウドとMicrosoft Teamsとの連携を行う前準備をご紹介しました。今回は、「フロー作成」と「テスト」を説明していきます。

シャチハタクラウドとTeams連携
フロー作成編

ではまず、フローを作りましょう。

といってもサンプルフローを用意しているので、フロー作成自体はコピペでOKです。

<<ここにダウンロードURL>>

上記のフローをロボシュタインに適用します。

適用の仕方については、上記画像の右上のハンバーガーメニュー(赤枠)から、読み込み、クリップボードと白の矢印にそうと適用することができます。

適用すると上記の
ようなフローが生成されます。

この後の流れはこんな感じです。
1.LINEWorksと、SLACKのノードを削除
2.メール受信ノードのプロパティ設定
3.Teams側の設定をする
4.Teams送信ノードのプロパティ設定

では1からやっていきましょう。

1.LINEWorksと、SLACKのノードを削除

こうですね。ノードを消す方法は、ノードをクリックしてバックスペースで削除可能です。

デプロイは忘れずにおこないましょう。こうしておくことで無駄な処理がおこなれずにスッキリします。

2.メール受信ノードのプロパティ設定

メール受信ノードをダブルクリックしプロパティ画面を出し、赤枠部分で作成したメールアドレスを選択します。

3.Teams側の設定をする

ここは実はマニュアル内の「Teams送信ノード」の設定と全く一緒です。Teams側でIncomingWebHookを作成します。

Teamsの画面上部の検索窓でinco・・・と入れるとIncomingWebHookがサジェストされるので、それを選びます。

チームに追加を押します。

上記のような画面になるので、送信したいチャネルを選択します。選択が終わったら「コネクタを設定」ボタンをクリックします。

作成したIncomingWebHook(コネクタというものになります)に名前を付けます。なんでもOKですが、送信時の名前となるのでわかりやすい名前がいいでしょう。

その後「作成」を押します。

この画面でURLをコピーする事ができるのでコピーしておきます。(ロボシュタイン側に貼り付けます)

そして「完了」を押してTeams側の設定は完了です。

4.Teams送信ノードのプロパティ設定

では今度はロボシュタイン側の画面に移ります。

Teams送信ノードをダブルクリックしプロパティ画面を表示し、赤枠のWebHook URLに先程コピーしたURLを設定します。ほかの部分は変更しないでください。

以上で設定は完了です。デプロイをし、設定を反映させてください。

シャチハタクラウドとTeams連携
テスト編

ここまでお疲れ様です。では最後に、テストを行っていきます!

先ほど設定した画面の続きです。

赤枠のテストメッセージを送信を押してください。問題なければ「OK」と上部に表示されるのでTeams側でも確認をしてください。

このようなメッセージが送信されていればOKです。あとは実際にシャチハタクラウドから申請などをして確かめてみてください。

実際はシャチハタクラウドから申請がくると、こんな感じで通知されます。

シャチハタクラウドから来るメールのときと同じように、「回覧文書を見る」をクリックすると申請書の確認が可能です。

ロボシュタインのアイコンのところはほんとはシャチハタクラウドのアイコンにしたいですね。シャチハタさんぜひとも許可よろしくお願いします。

なお、カスタマイズがしたいんだ!という方は、フローの「本文整形」「タグ除去&抜き出し」のところをいじることでいろいろカスタマイズもできると思います。
特に、スイッチノードとファンクションノードのところはもっとエレガントに実装できると思います。

また、今回Teamsでは「カード」というJson形式のフォーマットにて通知文を作っています。
実はこのカードはもっといろいろできるので(プルダウンにする、日付指定にする、コメントを書くなど)、興味のある方は試してみてください。

なお近道は、以下のURLに記載のコネクタ メッセージの例をコピペして動かしてみるととてもわかりやすいかと思います。

コネクタメッセージの例

ちなみに、シャチハタクラウドからSlack、LINE Worksへの通知はこんな感じです。

こういうちょっとした面倒くささの改善って「まあ今のままでも出来なくもないしこのままでいいか」となりがちなんですが、ロボシュタインのようなツールを使うとそれほど苦もなく実現出来たりするのでいろいろと仕事の上での「ちょっとした面倒くささ」の解消に使ってもらえると嬉しいです。

ロボシュタイン詳しくはこちら

ではまた便利な連携とかあれば書いてみたいと思います。あと「この連携の仕方もみてみたい」や「こんなことで困ってる」などコメント欄に書き込み頂ければコンテンツを書く励みになりますのでよろしくお願い致します。

関連記事