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重要性増すサーバー・ネットワーク監視
昨今の企業活動においては、業種にかかわらずPCを使った業務が当たり前になっています。社内のネットワークを利用してフォルダにアクセスしたり、商品や顧客・取引に関する情報をサーバーに保存するなど、業務を遂行する上でネットワークやサーバーは不可欠なものです。
しかし、ネットワークに障害が発生したりサーバーが停止してしまうと、社内業務が滞ってしまうだけでなく、自社や顧客に関する大事なデータが紛失・流出して企業の信頼性が失われる可能性もあります。
特に近年は、クラウドサービスの普及などを背景にシステム障害件数は増加傾向にあり、ネットワーク及びサーバーの適切な監視・運用は企業にとっての優先課題となっています。
サーバー・ネットワーク監視のニーズとコストのジレンマ
さて、冒頭でITインフラ監視の重要性をご説明しましたが、続いて、実際に監視ツールを導入する際に直面し得る、ニーズとコストのジレンマについて考えてみます。
「サーバー・ネットワーク監視」と一口にいっても、企業が抱えるITインフラの構成はさまざまです。
前提として、企業が運用するサーバーはネットワーク上で繋がっており、サーバーとネットワーク両方の監視が重要です。
サーバーの運用形態にも、物理サーバーを自社で所有し運用する「オンプレミス」や、数年前より利用が拡大している社外の仮想サーバーをレンタルする「クラウド」といった形があり、これらの複合的なITインフラをすべて監視する際に、製品によってはひとつのサーバー・ネットワーク監視ツールだけではカバーしきれない場合があります。
この場合には複数の製品を導入して監視体制を構築することになりますが、それぞれの製品にコストがかかりますので、必然的にIT支出は大きくなってしまいます。
ところで、2020年以降はコロナ拡大の影響で営業利益が縮小し、多くの国内企業においてIT分野への投資が減少、さらにこのトレンドが2021年以降も継続すると予想されています。
リーマン・ショックが起きた2008年の動きに注目すると、翌2009年のIT支出は実績値が予想値を大幅に下回って減少したことが分かります。
※指数の定義は、2015年度までは「20%以上の減少を-20、20%未満の減少を-10、横ばいを0、20%未満の増加を+10、20%以上の増加を+20として積み上げて回答数で除した値」であり、2016年度以降は、「20%以上の減少を-20、10%から20%未満の減少を-15、10%未満の減少を-5、横ばいを0、10%未満の増加を+5、10%から20%未満の増加を+15、20%以上の増加を+20として積み上げて回答数で除した値
2021年の実績値はまだ未発表となっていますが、コロナウイルスの影響が長引いていることを鑑みれば、今年度以降のIT投資が減少していくのは勿論、リーマン・ショック時のように実績値が予想値をさらに下回ることは、十分想定し得るシナリオではないでしょうか。
サーバー・ネットワーク監視ツールの必要性は高まる一方で、複数製品を採用した監視体制ではコストがかさむ。それなのに、コロナの影響で監視ツール導入にかけられる予算は減っていく。ここに、コロナ時代のIT投資を取り巻く、ニーズとコストのジレンマが生まれるわけです。
サーバー・ネットワーク統合監視ソフトウェア「パトロールクラリス」
では、このジレンマを解消するために企業が目指すべき方針はなんでしょうか?
それは、シンプルに「監視性能とコスト削減の両方を実現した製品を選択すること」です。
弊社が提供する「パトロールクラリス」は、導入と運用にかかるさまざまなコストの削減を可能にするサーバー・ネットワーク統合監視ソフトウェアです。
パトロールクラリスは60項目を超える監視機能を有しており、オンプレミス・クラウド問わず様々なITインフラを統合的に監視することが可能です。
統合監視のメリットとは?
「統合監視」がもたらすメリットの一例として、オンプレミスとクラウドの両方でサーバーを運用しているケースが挙げられます。
前章で言及したように、自社運用のサーバーとレンタルサーバーのそれぞれに対して異なる監視ツールを導入している場合、各製品にコストがかかります。
それだけでなく、製品が異なるということはアラートの通知設定や障害対応の設定など、監視プロセス全体の制御をオンプレミスとクラウド別々で行う必要があります。
しかし、AWSやAzureなどクラウドサーバーの監視機能も有するパトロールクラリスならば、サーバーの運用形態の違いに縛られることなく、社内ITインフラの監視を一本化することが可能になるのです。
柔軟なライセンス体系がもたらすコスト削減効果
さらに、パトロールクラリスのライセンス体系はポイント制を採用しており、必要な監視項目・機能の数(ポイント)に応じて料金が決まります。
例えば、
サーバーAに対して、、
CPUやメモリなどのリソース監視に3pt.
サーバーの稼働状態をチェックする死活監視に1pt.
サーバーBに対して、、
CPUやメモリなどのリソース監視に2pt.
サーバーの稼働状態をチェックする死活監視に1pt.
合計:7pt.
といったように、パトロールクラリスで監視したい機器一台ずつにかかるポイントの総合計に対してのみ料金が発生する仕組みになっています。
IT支出の削減が求められるいま、このように優れた監視性能と柔軟な料金設定を両立させるパトロールクラリスは、理想的な製品といえるのではないでしょうか。
他にも、パトロールクラリスには導入にかかるコストが抑えられるだけでなく、エージェントレス型監視によってメンテナンスにかかる人的コストを削減できる、という特長もあります。
弊社HPにて、詳しい製品情報や導入事例を紹介しております。是非一度ご確認ください。