前回のSlack連携に続き、今回はパトロールクラリスからLINEにアラートを通知する方法をご案内いたします。

パトロールクラリスからのアラートをLINEに通知するには、LINE Notifyというサービスを利用いたします。

※連携に際しましては、LINE Notify並びにLINEをご利用いただける状態となっていることが前提となります。

目次

LINE 側の設定

①以下から、LINE Notifyにアクセスし、ログイン致します。

LINE Notifyはこちら

②ログイン後、マイページ(赤枠)を開きます。

③画面をスクロールすると以下のようにアクセストークン発行画面があるので、トークンを発行する(赤枠)をクリックします。

④モーダルが出ますのでトークン名を記載し、送信先を選択します。

※1:1の場合は直接送信。トークルーム(グループ)の場合はトークルーム宛に送信されます。 

※トークルームを選択した場合はトークルームに「LINE notify」を招待するのを忘れないようにしてください。

⑤トークンが発行されますので、コピーします。トークンは40文字以上あり、一部文字が隠れている場合があるので注意してください。

以上でLINE側での準備は終了です。

続いて パトロールクラリス側の設定を行います。

パトロールクラリス側の設定

パトロールクラリス側ではアクション通知のコマンドアクションを利用してLINE連携をおこないます。 

最初に、通知内容を設定します。

①置き換え設定を追加(赤枠)をクリックします。

②アラートメッセージを設定します。ここは自由に表記可能です。 
置き換え文字列:自由に設定可能です。 
置き換え内容:自由に設定可能です。 


例)
置き換え文字列:_#LINEnotifyAlert_ 
置き換え内容:
×アラートを検知しました。
最新日時:_YMD_ 
対象機器:_IP_(_NAME_) 
監視名称:_ALTMOD_(_MODULE_) 
検知内容:_ERRCMT_(_ERRCD_) 
詳細内容:_ERRMSG_ 
備考内容:_NOTE_ 
——— 
管理画面 
http://xxx.xxx.xxx.xxx/ctrl.php/alert.alert


※XXX.XXX.XXX.XXXの部分は読み替えてください。

③同様に、もう一つ復旧用の設定も追加します。


例) 
置き換え文字列:_#LINEnotifyRecv_ 
置き換え内容: 
◎下記の障害は_YMD_に復旧しました。 
—障害内容—— 
発生日時:_SYMD_ 
対象機器:_IP_(_NAME_) 
監視名称:_ALTMOD_(_MODULE_) 
検知内容:_ERRCMT_(_ERRCD_)
——— 
管理画面 
http:// XXX.XXX.XXX.XXX /ctrl.php/alert.hist 


※XXX.XXX.XXX.XXXの部分は読み替えてください。

④次に、LINEに通知をおこないたい監視のアクション設定(アラート、復旧)にコマンドアクションを設定します。

例) curl -X POST -H “Authorization: Bearer トークン” -F “message=_#LINEnotifyAlert_” https://notify-api.line.me/api/notify 

※トークン部分に、LINE管理画面から取得したトークンを設定します。 

上記の例では 

message=ここに送りたい内容を記載(_#LINEnotifyAlert_という置き換え文字を指定しています)

という設定になっています。実際にLINEからはこう見える事になります。

復旧側にも_#LINEnotifyRecv_にして同様な設定をすることにより、復旧時には以下のような通知を送ることが出来るようになります。

以上で設定は完了です。なお、ひとつひとつの監視に上記の設定をするのが大変な場合、「全体設定 > アクション一括更新」を利用する事で複数の監視のアクション設定を一括で変更可能です。お試しください。

補足 

以下のドキュメントもご参照ください。

LINE Notify API Document 
https://notify-bot.line.me/doc/ja/

2回にわたり、「SNS連携」をご紹介しました。

ほかのSNSツールをご利用の場合も、同様の設定で連携が可能かと思いますので、記事を参考にお試し頂ければと思います。

また、複雑な条件分岐が伴うアラート通知や、通知先の振り分けを行う場合は、IT運用自動化プラットフォーム『ロボシュタイン』のご利用もお勧めです。

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