新型コロナウイスが流行し始め、約2年が経過しました。
新型コロナウイルスによる影響で、企業は「働き方」を大きく変革する必要性に迫られたかと思います。
代表的な変革として挙げられるのが、「テレワーク導入」です。
しかし、急速な感染拡大により、準備期間ゼロでのテレワークを推進せざるをなかったことから、
「今でも試行錯誤している」「全く上手くいかない」「そもそも何をすればよいかわからない」など、多くの企業が頭を悩ませているのではないでしょうか?
そこで、今回は弊社コムスクエアの新入社員が感じるテレワークへの「率直な意見」を、本記事を通してご紹介致します。
是非、急激な働き方改革に、頭を悩ませている方にとってお役に立てれば幸いです。
尚、弊社では、緊急事態宣言が発令された4月に、インターン生を採用し約3か月間もの間、完全テレワークで業務を行っていました。
以下記事では、「入社から出社までテレワーク」だったインターン生の実情を取り上げております。
是非、ご覧ください。
【実録】会社に行かないインターン生!!僕のインターン90日間の記録
目次
テレワーク入社・出社した新入社員が感じたこと
新入社員がテレワークを通して感じたことを一言でいうと、
「何かが足りない」
でした。
話を聞いてみると、テレワークでの働き方自体には不満を感じたことはなく、
むしろチャットツールやウェブ会議ツールを上手く使い分け、具体的に
細かい部分は「チャット」で、
大まかな方向性は適宜、「ウェブ会議ツール」で
コミュニケーションを図ることができ、テレワークでの働き方には、かなり満足していたそうです。
しかし、完全なテレワーク期間が明け、週に何度か出社するようになってから、テレワーク時と出社時を比較したときにテレワークには「何かが足りない」と感じたそうです。
テレワーク出社で感じた足りない何かとは
一体、新入社員の彼が感じた「何かが足りない」と一体何なのでしょうか?
その何かを聞き出すため、「入社当時のテレワーク」と「現在、週2で行われている出社」の違いについて、前回の記事で挙げた3つの変革である「意識」「制度」「環境」の観点からインタビューしてみました。
まず、制度面、環境面では、大きな違いはないそうです。
というのも、制度面では入社時からテレワークだったため、特に違和感なく受けれることができ、
環境面でも、ノートパソコンやデスクを用いて作業する形式は、オフィスでもテレワークでもあまり違いはなかったためです。
これは2020年、コロナ禍で社会人になった新入社員特有の感じ方かもしれません。
インタビューする中で、大きな違いが出てくるのは「意識面」でした。
具体的に彼は、違いについて以下のように述べていました。
「オフィスで働くこと」と「テレワークで働くこと」の違いは「働いている感」です。
かなり抽象的な表現ですが、具体的に聞いてみると、
オフィスで働くと、周りの上司が取引先と電話をしている声やウェブ会議ツールを用いて社内MTGをしている姿を見ることで、自分が組織の一員として働いているということを実感することができ、
また自分の業務が全体を俯瞰してみるとどのような役回りなのかを理解することができたということでした。
一方で、テレワークだと、自分が関係する業務に携わる人とのコミュニケーションしか発生しません。また、自宅では否が応にもプライベートと仕事の空間が混合するため、仕事のみに没頭し、かつ周りを見て感じる「働いている感」をなかなか感じることができません。
以上のことを踏まえると、新入社員が感じている「足りない何か」とは、
「働いている実感 = 組織としての一体感」
と言い換えることができるかもしれません。
新入社員はテレワークに賛成か反対か
結論から先に述べると、新入社員はテレワークに対し、「完全に反対」でした。
というのも、テレワークで働くこととオフィスで働くことを比べると、
圧倒的にオフィスで働いた方が充実感があり、組織の一員として働いている一体感を味わうことができるからだそうです。
また、新入社員の彼から見ると、
テレワークで働くことは、業務を行う範囲内での関りしか見ることができず、組織全体の中での自身の立ち位置を見えづらくしていることから、オフィスで働くことを強く望んでいるようでした。
さて、ここまでは新入社員が感じるテレワークに対する意見、または課題感を取り上げました。
ですが、これは2020年のコロナ禍にテレワーク入社を果たした新入社員の意見です。
では、今まで出社することが当たり前で、コロナ禍でテレワークを初めて体験した中堅社員の視点から見ると、テレワークは一体どのように見えているのでしょうか?
次回の記事では弊社中堅社員が感じるテレワークへの「率直な意見」をご紹介します。
本ブログでは、テレワークについて「弊社が取り組んでいること」から「感じている課題感」まで、幅広く更新していきます。
是非、以下URLから随時ご確認ください。